お部屋の雰囲気をそのままに!おしゃれな子ども家具ブランドとその効果とは?.

子どもは自分の体に合った家具を使うことで、自主的に行動できるようになります。

しかし、せっかくこだわってコーディネートしたお部屋に子ども家具を置くことで、お部屋の雰囲気が台無しになってしまった、なんていう事態は避けたいものです。

そこでこの記事では、子ども家具の特徴やメリットはもちろん、おしゃれな子ども家具のブランドを紹介していきます。

目次

子ども家具とは

子ども家具とはどのようなものでしょうか。

最初に、大人の家具との違いやどんな家具があるのかについて説明していきます。

子ども家具の種類

子ども家具の代表的なものは、学習机、いす、ベッド、チェスト、ハンガーラック、絵本棚(本棚)、ランドセルラック、おもちゃ箱などです。

机やベッドなど、大人が使うものを子ども向けにした家具と、ランドセルラックやおもゃ箱などの子ども家具独自のものがあります。

基本的には、子どもが使用することを想定して作られているものを子ども家具と呼んでいます。

子ども家具の特徴

ここからは、子ども家具の特徴について説明していきます。

・安全性に配慮されている

子ども家具には、細かい部分で子どもが使うための配慮がされている製品が多くあります。

例えば、角を丸くしてあったり、凹凸を減らしていたりと、子どもがケガをしないような工夫が見られます。

小さい子どもはなんでも口に入れたりなめたりしてしまうため、有害物質が含まれていない塗料を使用しているブランドもあります。

安全性への配慮が子ども家具の大きな特徴のだといえるでしょう。

・長く使えるよう工夫されている

子どもの成長はとても早いので、家具を買ってもすぐにサイズが合わなくなってしまうことがあります。

そのため、子ども家具には長く使えるように高さ調節ができる製品があります。

ブランドによっては、家具の組み合わせ方を変えることで長く使えるようにした製品も作られています。

このように、家具によっては成長しても使えるように工夫されているのです。

・子どもが一人でできるようになっている

子ども家具は、子どもに合わせて低い背丈になっています。

これにより、子どもが大人の手を借りずに一人で行動することができます。

収納棚などは子どもが自分で片づけられるような工夫がされているものもあり、子どもの自主性を育てることが期待できます。

子ども家具とは、子どもが使うことを想定して作られた家具のことです。

安全性に配慮されている、成長しても長く使える工夫がある、子どもが一人で行動できる仕掛けがある、などの特徴があります。

なぜ子ども家具が必要か

○おもちゃ箱もしくはチェストに物を片付ける子どもの写真

子ども家具は、子どもにとってどのような良い効果があるのでしょうか。

子ども家具を取り入れることのメリットを紹介していきます。

自分のことは自分でできるようになる

子ども家具を使う最も大きなメリットとして、子どもが自分でできることが増えるという点が挙げられます。

大人サイズの椅子に小さな子どもが座るには手助けが必要ですし、背の高い棚の上段に物をしまうことはできないでしょう。

また、大人用チェストの引き出しは子どもにとって重すぎることもあり、高さは届いても自分で出し入れをするのは難しいかもしれません。

子ども用家具であれば、子どもが使用することを想定して作られているので、子ども一人で問題なく使用できます。

棚の中から自分の好きなものを選び、自分で片づけることもできます。

一見単純な作業ですが、子どもの成長を促すことにつながっていくのです。

子ども専用スペースができる

子ども家具を置くことで、子ども専用スペースを作ることができます。

学習机は子どもが勉強するための場所に、子ども用チェストやハンガーラックは子どもが洋服を選ぶ場所になります。

おもちゃ箱の近くに小さな机やいすを置いたら、子どもが遊ぶスペースにもなります。

さらに、子ども専用スペースを作ることで、他の場所に子どものものが散らかることを防ぐ効果も期待できます。

姿勢を正せるようになる

机やいすなどは、サイズが合っていないと姿勢が悪くなってしまいます。

身長に合わない家具を使い続けて姿勢が悪くなると、骨格のゆがみ、血行不良による肩こり・腰痛、近視、消化不良、呼吸が浅くなる、けがのリスクの上昇などの悪影響が出てくる可能性があります。

子どもの健康のためにも、サイズの合っている子ども家具を使う必要があるのです。

カラフルなデザインで色彩感覚を身につける

子どもは自分のまわりの環境から、多くの情報を自分の知性として吸収していきます。

カラフルな家具を使うことで、子どもが色彩感覚を身につける助けになります。

また、色彩感覚が養われると感性が豊かになったり、物の微妙な違いを観察できたりと、子どもの成長にとって良い影響があります。

ただし、長く使う家具に関しては、飽きがきてしまう可能性もあるのでシンプルなデザインが良いでしょう。

交換しやすいインテリアや、幼少期しか使わない家具などで取り入れてみることをおすすめします。

子ども家具を使うと、子どもが自分のことを自分でする習慣を身につけることができます。

ほかにも、子ども専用スペースができる、正しい姿勢を保てる、色彩感覚を養える、などのメリットがあります。

子ども家具には、子どもの成長にとって良い影響がたくさんあるのです。

家具の選び方のポイント

○大人がしゃがんで子どもと目線を合わせている写真

子ども家具には子どもの成長を促す効果がたくさんあるので、ぜひ生活に取り入れたいものです。

では、実際に子ども家具を購入するとき、どのような家具を買えばよいのでしょうか。

ここからは、子ども家具の選び方のポイントを解説していきます。

安全性を重視する

安全性は最も重視するべきポイントです。

とくに、小さい子ども用の家具を選ぶときには、できるだけ危険のない家具を選ぶようにしましょう。

例えば、ガラスや陶器の家具は割れやすいですし、角がとがっている家具はぶつけてしまうかもしれません。

角が丸くなっている家具であれば、安心して使わせられます。

また、小さい子どもは何でも舐めてしまうので、有害な成分が体内に入ってしまうかもしれません。

木製家具の中には、有害性のない天然植物油由来の塗料を使っているものもあるので、万が一小さい子どもが舐めてしまっても安心できます。

子ども目線を意識する

小さな子どもは床に座って遊ぶことが多いため、背の低い家具を選ぶのがおすすめです。

背の低い家具であれば、家具の上から何か落ちてきてもケガのリスクを下げることができます。

小さい子どもは家具に登ってしまうこともあるので、背の低い家具であれば万が一落ちてしまっても安心です。

また、子どもの目線になって家具を見てみると、角がちょうど目の位置にある、物をしまうときに引き出しの中が見えない、など気づくこともあるはずです。

たいていの家具は子どものサイズに合わせて作られていますが、子どもの発達には個人差があります。

自分の子どもに合った家具を見つけられるように、子どもの目線で選んでみましょう。

子どもの体のサイズに合わせる

子どもの体のサイズに合っていない家具を使い続けると、姿勢が悪くなる、腰痛になるなど、健康にさまざまな悪影響が出てしまいます。

必ず子どもの体のサイズに合ったものを選びましょう。

毎回買い替えるのが大変という方には、成長に合わせて調整できるもの、カスタマイズできる家具もあるので、長く使い続けることができます。

机といすは、JIS規格に基づいたサイズ適合表があるので、一度参考にしてみるといいかもしれません。

部屋のスペースを考えて選ぶ

どの部屋のどの部分に家具を設置するのか考え、その場所に合うサイズのものを選びましょう。

スペースに対して大きすぎるものを選んでしまうと圧迫感が出てしまうので注意が必要です。

子どもの動きを想定してイメージすることも大切です。

子どもの動線を妨げないようなサイズのものを選ぶようにしましょう。

飽きのこないシンプルなもの

家具を長く使う場合、成長したときに幼すぎるデザインでは、子どもがその家具に愛着を持てなくなってしまいます。

好みや生活が変わっても使い続けられるようなシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

ニュアンスをそろえる

子ども家具は多くのブランドから売り出されており、魅力的なものがたくさんあります。

ブランドごとの特色もさまざまです。

しかし、家具を買うときに全体のバランスを考えずに購入してしまうと、ニュアンスが合わずちぐはぐな印象の部屋になってしまうでしょう。

シンプルな家具なら大きな影響はありませんが、特徴的な家具ばかり選ぶと部屋の統一感を出しにくくなってしまいます。

幼い子どもは周囲の環境から美的感覚なども身につけていくため、できるだけセンスの良い部屋で過ごしてもらいたいものです。

家具のニュアンスや色を決めておけば、統一感のある部屋に仕上げやすいのです。

子ども家具を選ぶうえで最も重要なポイントは安全性に配慮されているかどうかです。子どもに合ったサイズかどうかを子ども目線で選んであげましょう。

おしゃれなブランドとその特徴

家具は子ども用で揃えたいものですが、お部屋の雰囲気に合わない家具を置くのを迷ってしまう方もいるでしょう。

そんな方のために、おしゃれな子ども家具ブランドを紹介していきます。

LOWYA

トレンド感があり、おしゃれなデザインの家具が豊富にそろっています。価格が抑えられているので、複数の家具を一気に揃えやすいでしょう。ホームページ内の商品検索はテイストで絞り込めるので、自分のイメージに合った家具が探しやすいのも嬉しい特徴です。

大人用家具も多いため、リビングに置く家具をそろえれば、統一感を持たせることができます。

ただし、実店舗はなくオンラインのみでの販売なので、実物を確認できない点では注意が必要です。

https://www.low-ya.com/guides/about

HOPPL

「HOPE=希望」・「PIONEER=開拓」・「PLAY=遊ぶ」これらの単語をつなぎ合わせたHOPPLのコンセプトは、「子育てをデザインする」です。

コンセプト通り、デザイン性の高い子ども家具が揃っています。

デザインはもちろんですが、機能性、安全性にもこだわっています。

成長に合わせてカスタマイズして10年使えるベッドなど、長く使えること製品があるのも大きな特徴です。

実店舗も多くあるので、実際に家具を見て選ぶことができます。

https://hoppl.jp

MOMO NATURAL

株式会社脇木工が展開するMOMO NATURALの子ども向け家具は、白や薄い木の色をベースにした優しい色合いの家具が多いです。

甘すぎず、でもかわいらしい家具は女の子が長く使うのにぴったりです。 

大人用の家具も展開しているブランドなので、揃えてコーディネートすれば統一感を持たせることができます。

https://momo-natural.co.jp

Sdi Fantasia

デザイナーの佐々木敏光さんが自分の子どもに使わせたい家具として作ったブランドです。

美しいデザインや機能美にこだわっているので、家にあるだけで豊かな感受性を養うことができるでしょう。

デザインの美しさだけでなく、材料、安全性、環境にもこだわって作られています。

https://sdii.jp

ACTUS KIDS

大人用家具ブランドとして有名なACTUSですが、子ども向け家具も用意されています。

ACTUS KIDSの家具は子ども用のサイズですが、大人の家具と同じ考え方、同じ製法で作られています。

そのきっかけは、一人の母親から届いた、「子供が将来使えるシンプルな机を作ってほしい」という手紙でした。

子どもが大人になっても長く使えるようなシンプルなデザインの家具が揃っています。

https://www.actus-interior.com/actuskids

mamihapi

かわいらしさとシンプルさを兼ね備えたデザインで人気を集めているmamihapiは、収納家具に特化したブランドです。

子育て中の母親に実施したアンケート結果をもとに家具を作っているので、実用性も抜群です。

ホームページでは子どもの年齢に合わせた家具の組み合わせ例も紹介されているので、長く使っていくイメージをしやすくなっています。

https://shirai-store.net/c/series/mhp

IKEA

スウェーデン発祥の家具ブランドIKEAにも多くの子ども家具があります。

大人用の家具同様、子ども家具も非常にリーズナブルに揃えることができます。

カラフルな家具も多く、小さな子どもが色彩感覚を養っていくのにも役立つでしょう。

家具以外に子ども用雑貨、おもちゃも豊富にあるので一緒に購入してみてもいいかもしれません。

https://www.ikea.com/jp/ja/cat/baby-children-bc001

まとめ

子ども家具は、子どもが使用することを想定して作られた家具のことです。

安全性に配慮されたものが多く、子どもが自分一人でできるような工夫が凝らされているものもあります。

子ども家具を使うことで、子どもが自主的に活動していくきっかけになるでしょう。

子ども家具は多くのブランドから売り出されており、おしゃれなデザインの子ども家具もたくさん出ています。

子どもの自主性を重んじるためにも、子ども家具を使ってみてはいかがでしょうか。

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